定着ユニットとは?仕組み・寿命・交換目安とおトクな処分方法を解説!

定着ユニットとは?仕組み・寿命・交換目安とおトクな処分方法を解説!

プリンターで印刷していると、

  • 「急に印刷がかすれる」
  • 「トナーは入っているのに、紙にうまくつかない」
  • 「紙がしわになって出てくる」

といったトラブルが起きることがあります。
このとき、原因のひとつとしてよく出てくるのが「定着ユニット」です。

定着ユニットとは、レーザープリンターの中でトナーを紙に熱で貼りつける役割を持つ、とても大事な部品。
どれだけ良いトナーを使っていても、定着ユニットが正しく動かないと、きれいな印刷はできません。

とはいえ、定着ユニットの不具合に対する具体的な対処方法がわからないという方は多いでしょう。

この記事では、

  • 定着ユニットとは何か(役割・仕組み・トナーとの違い)
  • 寿命と交換目安、よくある不調のサイン
  • 交換方法と費用感、長持ちさせるコツ
  • プリンター入れ替え時に余りやすい純正トナーの処分方法

を、できるだけやさしい言葉で整理して解説します。
レーザープリンターを使っている企業・官公庁・学校・病院などのご担当者さまは、ぜひ最後までお読みください。

もくじ

定着ユニットとは?役割と仕組みをカンタン解説

まずは、「定着ユニットとは何か」の基本から整理していきます。

定着ユニット(定着器)は「トナーを紙に焼きつける部品」

レーザープリンターでは、インクではなく「トナー」と呼ばれる粉を使います。
印刷の流れは、ざっくり次のようになります。

  1. ドラムにトナーがつく
  2. ドラムから紙にトナーがのる
  3. 定着ユニットでトナーを紙に固定する

この3番目の工程を担当しているのが定着ユニットです。
定着ユニットの中にはヒーターなどが入っており、高い温度と圧力をかけてトナーを溶かし、紙に押しつけます。これによって、文字や画像が紙からはがれにくくなります。

定着ユニットの主な構造イメージ

機種によって細かい構造は違いますが、イメージしやすいようにシンプルにまとめると、定着ユニットは次のような部品でできています。

  • ヒーター(熱を出す部品)
  • ローラー(紙をはさんで流す部品)
  • 温度センサー(温度を見張る部品)

これらがセットになって、「ちょうどよい温度」と「ほどよい圧力」を保ちながら、紙を通しています。

トナー・ドラムとの違いを整理しよう

混同しやすいので、トナー・ドラム・定着ユニットの役割を、もう一度整理しておきます。

  • トナー:インクのかわりになる粉
  • ドラム:トナーで文字や画像の“型”を作る部品
  • 定着ユニット:そのトナーを紙に焼きつけて固定する部品

どれか1つでも不調だと、印刷結果が悪くなります。
とくに「トナーを替えても直らない」というときは、定着ユニット側に原因があることが多いです。

ちなみに、トナーとドラムについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

ドラムカートリッジとは?仕組み・寿命・交換手順を徹底解説【未使用トナーの賢い処分方法も】

定着ユニットの寿命と交換が必要なサイン

次に、定着ユニットの「寿命」と「交換の目安」を見ていきます。

寿命の目安は「印刷枚数」と「使用年数」

定着ユニットは、プリンターの中でも消耗品と考えられています。
あくまで一般的な目安ですが、

  • 印刷枚数:およそ5万〜20万枚
  • 使用年数:およそ3〜5年

あたりで交換が必要になるケースが多いです。
※実際の寿命は、プリンターの機種・使う紙・温度や湿度・印刷枚数などによって大きく変わります。

寿命が近いときによく出る症状チェック

次のような症状が増えてきたら、定着ユニットの寿命が近づいているサインかもしれません。

  • 印刷した文字や絵が、手でこするとポロポロ落ちる
  • 全体的に色が薄くなる、かすれる
  • 紙にしわや折れ目が入って出てくる
  • 同じ場所にスジや汚れが何度も出る
  • 印刷直後の紙が、いつもより熱すぎる/逆にほとんど温かくない

もちろん、トナーやドラムが原因のこともあるので、すぐに「定着ユニットが壊れた」とは言い切れません。
ただ、こういった症状がたびたび出てくる場合は、一度点検したほうが安心です。

エラー表示が出たときの注意点

機種によっては、定着ユニットに不具合が出ると、画面にエラーコードやメッセージが表示されます。たとえば、

  • 「定着ユニット異常」
  • 「温度エラー」
  • 「サービスを呼んでください」

といった表示です。
この場合は、無理に使い続けずに、メーカーやメンテナンス業者に相談したほうが安全です。

定着ユニットの交換方法と費用感

ここからは、「交換するときの考え方」を整理していきます。

自分で交換できるケース・できないケース

定着ユニットは高温になる部品なので、取り扱いには注意が必要です。

自分で交換できることが多いケース

  • メーカーが「ユーザー交換可能部品」として案内している
  • 取扱説明書に、交換手順が図入りで載っている
  • 電源を切って、カバーを開けるだけで取り出せる

プロに任せたほうがいいケース

  • 本体を大きく分解しないとたどり着けない
  • 高圧部や配線に触れる可能性がある
  • 保証期間中で、自己分解すると保証が切れてしまう

少しでも不安がある場合は、メーカーのサポートか、保守契約をしている業者に相談したほうが安全です。

定着ユニット交換の費用の目安

費用はプリンターの種類によって大きく変わりますが、

  • 部品代+出張・作業費をふくめて1〜4万円前後

になることが多いです。
高機能な大型機の場合、もっと高額になることもあります。

「定着ユニットを交換するか、それとも本体ごと買い替えるか」で迷うときは、

  • すでに長年使っているプリンターか
  • ほかの部品も劣化していそうか
  • 今後も同じ機種のトナーや部品を使い続ける予定か

といった点も合わせて考えるのがおすすめです。

純正定着ユニットをおすすめする理由

定着ユニットには、純正品のほかに互換品・中古品などもあります。
ただし、定着ユニットは温度と圧力のバランスが非常に重要な部品です。
純正ではない部品を使うと、

  • 温度が安定せず、印刷ムラが出る
  • 紙づまりが増える
  • 最悪の場合、本体故障の原因になる

といったリスクもあります。
機器を長く安全に使うためには、基本的にはメーカー純正の定着ユニットを使うことをおすすめします。

定着ユニットを長持ちさせるコツ

定着ユニットは消耗品ですが、使い方を少し意識するだけで、寿命をのばせることがあります。

ウォームアップ中の連続印刷をさける

電源を入れてすぐに大量印刷をすると、温度が安定しないまま定着ユニットに負荷がかかります。
できれば、ウォームアップが終わってからまとめて印刷するようにしましょう。

紙と用紙設定を正しく合わせる

厚紙やラベル紙など、ふだんと違う紙を使うときは、

  • プリンター本体の用紙設定
  • ドライバーの用紙設定

をきちんと合わせることが大切です。
用紙設定が合っていないと、温度コントロールがうまくいかず、定着ユニットに余計な負担がかかります。

プリンター内部の定期的な清掃

紙粉やトナーのカスがたまると、定着ユニットのローラーを傷める原因になります。
取扱説明書にしたがって、定期的に内部の清掃を行っておくと、トラブル防止につながります。

よくある質問(FAQ)

ここでは、定着ユニットに関してよくある疑問をまとめます。

Q.定着ユニットとトナー、どちらを先に交換すべきですか?

A.印刷がかすれる・薄いときは、まずトナー残量やトナーカートリッジの状態をチェックするのが一般的です。
トナーを替えても症状が改善しない場合は、定着ユニットやドラムの消耗も疑ってみましょう。

Q.印刷がかすれるのは、定着ユニットのせいですか?

A.内部の湿気やトナーの状態が原因であることも多いです。
何枚か白紙印刷をして様子を見て、それでも改善しない場合は、定着ユニットやドラムの劣化を疑うとよいでしょう。

Q.定着ユニットを交換するより、プリンターを買い替えたほうがよい場合は?

A.次のような場合は、買い替えも検討する価値があります。

  • すでに長年使っていて、他の部品もかなり劣化している
  • 定着ユニット以外にも、紙づまりや色ムラなどトラブルが多い
  • 同じ機種のトナーや部品の入手がむずかしくなっている

ちなみにエコソルでは、プリンターの販売もおこなっています。
プリンターの処分に伴って発生する未使用トナーの買取と合わせて、貴社の用途にぴったりのプリンターをご提供可能です。

不要になった定着ユニット・トナーをおトクに処分する方法

定着ユニットの故障やプリンターの入れ替えをきっかけに、

  • 予備として買っておいた純正トナー
  • セットで購入した未使用トナー
  • ストックしていた純正定着ユニット

などが、倉庫やキャビネットの中に眠ってしまうことがあります。

とくに企業・官公庁・学校などでは、

  • 機種変更で型番が変わった
  • リース切り替えでプリンターが入れ替わった

といったタイミングで、「もう使えない純正トナー・定着ユニット」が大量に残ってしまうケースが少なくありません。

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